「ドラゴンエイジ:インクイジション」、私はPS4のセールでなんと500円で購入しました。
ジャケットや少し見た動画から、これは絶対に好きなやつ!と直感。
中世の騎士と魔法の世界観に惹かれる私は、スカイリムやウィッチャー3が大好物。
迷わず即買いでした。
ところが——
**プレイ開始からわずか3時間、「なんだこれ、つまらない…クソゲーかも」**と感じてしまい、そっとコントローラーを置きました。
原因は最初に選んだクラスか?と思い、何度かやり直してみたものの、やはり続かない。
キャラメイクは4回もやり直しましたが、どれも途中でやる気がなくなり、そのまま放置。
そんな風に時は過ぎ、3年後——ついに再プレイでクリア!
不思議なことに、「なんだこれ、めちゃくちゃ面白いじゃん」と感じたんです。
本記事では、かつて“クソゲー認定寸前”だったこの作品を、
なぜここまで面白いと感じるようになったのか、その理由と魅力をたっぷり語っていきます。
さらに、私がクリアまでプレイして分かった、どのクラスが強いのか?おすすめの最強ビルドについても紹介します!
「ドラゴンエイジ:インクイジション」は、カナダのゲーム開発会社BioWareが手がけたアクションRPGで、シリーズ3作目にあたります。
2014年に発売され、ゲーム・オブ・ザ・イヤーにも輝いた実績ある作品。
つまり、面白くて当然なんですよね。
当時の私がハマれなかったのは、たぶんタイミングと入り口の問題だったんです…。
ドラゴンエイジ:インクイジションが「つまらない」と感じる理由
アクションRPGだと思ってプレイするとガッカリする?
ドラゴンエイジ:インクイジションを「つまらない」と感じる人が多い理由。
それはきっと、**“アクションRPGとして期待していたのに違った”**という点ではないでしょうか。
ウィッチャー3やスカイリム、ドラゴンズドグマなどの動き重視のアクションRPGを想像していると、どうしてもギャップを感じるんです。
実は「シミュレーション風アクションRPG」
ドラゴンエイジは、一見すると剣と魔法の王道ファンタジーですが、
いざプレイしてみると、シミュレーションゲームのような手触りを感じます。
戦闘では、敵にコツコツとダメージを蓄積していく形で、
一撃でド派手に倒すような爽快感は薄め。
動きのある戦闘ではあるものの、スピード感や派手な演出を求めると物足りなく感じてしまうのです。
「アクション性」に過剰な期待は禁物
たとえば、戦士でガツガツ敵をなぎ倒したり、
魔法使いで一気に敵をまとめて吹き飛ばしたい!と考えている人には、
正直向いていないかもしれません。
攻撃を避ける要素など多少のアクション要素はありますが、
一発で形勢を逆転させるようなド派手さやテンポ感は期待できないんです。
ただし、砦の攻略や防衛戦はおもしろい!
とはいえ、「つまらない部分ばかりか」というと、そんなことはありません。
砦を奪取したり、防衛線で仲間たちと力を合わせて戦う場面はかなり熱くて楽しいです。
中世の戦争に自分が参加しているような気分になれて、
戦略を立てて少しずつ敵陣を制圧していく感じが好きな人にはハマると思います。
真の魅力はストーリーとキャラクターにある
そして、私がドラゴンエイジで最も面白いと感じたのは、ストーリー展開と仲間たちの会話の妙でした。
洋ゲーの魅力って、何より**「読めないストーリー」**にあると思っています。
ウィッチャー3やスカイリムもそうでしたが、次に何が起こるのかが全く予測できない。
一本道の正義の物語ではなく、世界の混沌と人間のリアルな感情が交差するような展開が続くんですよね。
日本のRPGとの違いは「予定調和じゃない」こと
日本のゲームって、やっぱり正義の主人公が美男美女の仲間を集めて世界を救う…みたいな王道パターンが多いじゃないですか。
もちろん、それが面白い作品もたくさんあるんですが、
やっぱり展開が予測しやすくて、途中で飽きることもあるんですよね。
その点、洋ゲーはキャラもストーリーもぶっ飛んでいて、
ドラゴンエイジでも「この人と絶対仲良くなれない…」ってキャラも普通にいますし、
むしろ全員と仲良くなる方が難しいくらい。
中には、やたらと酒ばかり飲みたがる仲間がいたりして、
ノリで一緒に飲んで「ウェーイ!」ってなる流れも妙にリアルで笑えます。
ストーリーあらすじ:運命を背負った“裂け目の力”を持つ主人公
『ドラゴンエイジ:インクイジション』の物語は、世界各地に突然現れた“フェイド(裂け目)”から魔物が出現し、人々を襲い始めるところから始まります。
その裂け目を唯一封じる力を持っているのが、主人公の手。
混乱する世界の中で、教会の大教母が暗殺され、宗教勢力が崩壊。
主人公は秩序を取り戻すために設立された「審問会」に加わり、仲間と共に巨大な敵に立ち向かいます。
なぜ主人公は裂け目を閉じられるのか?
そして不死の怪物「コリーフィウス」はなぜ主人公を狙うのか?
映画なら2〜3時間で終わる話を、50時間以上かけて味わえる。
その重厚なストーリー体験こそが、このゲーム最大の魅力です。
恋愛要素(ロマンス)も充実
このゲームにはロマンス(恋愛)要素もあり、主人公の種族・性別によって恋愛対象となるキャラが変わります。
中には同性愛限定キャラもいて、たとえば私が気に入ったセラは同性の相手にしかロマンスイベントが発生しませんでした。
そのため、私は最終的に知的で美しいジョゼフィーヌと恋に落ちました。
クラス選びが超重要!魔道士一択を推す理由
クラス選びで戦闘の面白さが大きく変わる
主人公のクラス(ジョブ)選びは非常に重要で、選び方次第では戦闘が面白くもつまらなくもなります。
基本クラスは以下の通り:
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戦士(近接):
1. 片手剣+盾(タンク役)
2. 両手剣(攻撃型) -
ローグ(素早い攻撃):
3. 弓矢(遠距離)
4. アサシン系の双剣(近接) -
魔道士: 5. 火・氷・雷など3属性の魔法を操る遠距離職
オススメは圧倒的に魔道士!
魔道士が優れているのは、回避スキル、攻撃の幅、戦闘コントロール力が揃っているから。
敵の弱点に合わせた魔法を使え、戦況に応じた対応ができるうえ、
自己回復やバリア展開など、生存力も高いです。
逆に戦士やアサシンなどは、
「近づいてひたすら殴るだけ」という単調な戦闘になりがちで飽きやすいです。
唯一、魔道士以外でおすすめするとしたら**弓ローグ(射手)**でしょう。
一番の火力を出せるクラスで、敵を倒す爽快感があります。
ただし、仲間のセラが非常に優秀なローグなので、
「別に主人公がやらなくてもよくね?」という問題もあります。
上級職は魔導騎士が最強クラスの一角!
上級クラスは「スカイフォール」に進むと選べるようになります。
私が選んだのは魔導騎士(ナイトエンチャンター)。
近接魔法の「精霊の剣」や回復、無敵スキル「フェイドの衣」など、
戦闘の選択肢が一気に増え、めちゃくちゃ楽しくなりました。
最強クラスは? → 魔導騎士 or テンペスト
現時点での最強クラスは、
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魔導騎士(近接魔道士で無敵時間あり)
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テンペスト(ローグの火力特化型)
テンペストの「フルドロー」は特に強力で、敵を一撃で葬るシーンも多く爽快です。
ただし、私が実際に使って最も強いと感じたのは魔導騎士。
回避スキルが2種類あり、立ち回りが非常に自由。ボス戦も安定して戦えます。
パーティー編成はバランスが命!
このゲームは4人パーティー制ですが、
ローグ・戦士・魔道士を最低1人ずつ入れることが必須です。
理由は明確で、それぞれにしかできない役割があるからです:
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ローグ:鍵の開錠
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魔道士:魔法で装置を起動
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戦士:壊せる壁・扉を破壊
このバランスが欠けていると、ダンジョンの攻略自体が詰む可能性もあるので注意が必要です。
オススメのメンバー:ブラックウォール・セラ・ヴィヴィエンヌ
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ブラックウォール:タンク役として最も頼れる
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セラ:攻撃型ローグとして非常に優秀(ヴァリックより火力高め)
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ヴィヴィエンヌ:唯一の回復・蘇生魔法持ち
※ソラスはある条件でパーティーから離脱するので注意。
戦闘は“スルメ”のような面白さ
正直、序盤は戦闘がペチペチしていて地味でつまらなく感じていました。
でも魔道士で「フェイドステップ」や「フェイドの衣」といったスキルを覚えると、
敵の攻撃をひらりとかわしながら戦えるようになり、戦闘が一気に楽しくなりました。
このゲーム、スキルを取らないと回避行動がほぼできないので、
「うわっ、全部食らうんだけど!?」ってなるのが最初の挫折ポイントかもしれません。
ここがちょっと…ドラゴンエイジのおもしろくないところ
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戦闘が地味。ペチペチ攻撃で爽快感が少ない。
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派手な必殺技で逆転!みたいな演出がないので、マンネリしやすい。
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キャラのルックスが西洋寄りすぎて、日本の美形系がいないのはやや寂しい。
ただし、それも含めて「洋ゲーの味」と受け入れれば、そこまで気にならなくなるかも…?
ハマるまで時間がかかるけど、ハマれば抜け出せない
ドラゴンエイジ:インクイジションは、最初のハードルが高めですが、
一度ハマればストーリー・キャラ・戦略バトルの奥深さに気づける名作です。
しかも現在はかなり安く手に入るので、
「外してもまぁこの価格なら…」くらいの気軽な気持ちで手に取るのが正解かもしれません。
私はクリアして本当に良かったと感じています。
気になっていた方は、ぜひ一度プレイしてみてください!